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A型ボツリヌス毒素製剤とは、ボツリヌス菌由来の蛋白質で、神経を麻痺させる作用があります。毒素といっても、実際に使用される濃度が非常に低いため、毒性はなく、副作用もほとんどありません。
注射には非常に細い針を使うため、痛みはごくわずかです。
額や眉間、目尻のしわに非常に効果があります。
A型ボツリヌス毒素製剤を顔面の表情筋に注入することで、額や眉間にギュッと力を入れたり笑ったりしたときに生じる表情筋の収縮がおこらなくなり、それによって生じる「しわ」をとることができます。
お顔の印象がみるみる若返ります。
治療後約1週間で効果があらわれます。すばやく効果を出したい方におすすめです。
効果は半年から1年ほどで消失します。
えらが張って見える、お顔が大きく見えることの一番の原因は、えらの部分にある咬筋という筋肉が肥大してしまっていることです。その理由は、遺伝や、噛み癖、歯ぎしりなどいろいろあります。咬筋部分にA型ボツリヌス毒素製剤を注射することによって、筋肉を萎縮させ、すっきりと細い顔立ちを作ることができます。
治療後約1ヶ月で効果があらわれ、半年から1年ほど持続します。お顔をほっそり見せたいという方におすすめです。
A型ボツリヌス毒素製剤を、掌やわきなどの多汗部位に局所注射することで、発汗を抑え多汗症の治療を行うことが出来ます。この効果は、A型ボツリヌス毒素製剤が神経から汗腺への伝達物質を遮断することにより生じます。
手掌多汗症などの限局性多汗症には、これまでいろいろな治療法がありました。主なものは以下の4つの方法ですが、それぞれの治療には一長一短があります。
- ●塩化アルミニウム外用
手軽でよい治療ですが、効果には限度があり、また接触皮膚炎を起こす方には使用不能です。
- ●水道水イオントフォレーシス
一部の施設でしか行われておらず、治療も長期にわたるため、実際に治療を受けるのは困難です。
- ●経口抗コリン剤
効果が弱い割に眠気などの副作用が強く出現します。
- ●交感神経切断術
根治術としては唯一のものですが、違う部分に代償性の発汗を起こす副作用がでる例も少なくありません。
また、気胸など重篤な副作用が生じることもあります。
その点、A型ボツリヌス毒素製剤治療は、効果が強く副作用がないうえ、即効性があります。残念ながら、効き目が半年程度しか持続せず、注射なのでそれなりの痛みがあります。しかし、多汗症の治療としては大きな選択肢の一つだと思われます。
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